老後に備えた生活設計を考えたことがありますか?
下流老人という言葉を頭の隅に入れておいてください。
他人事ではありません。誰の身にも起こりうる可能性があります。
老人

■ 老後に支給される年金額は人それぞれ。
税金や保険、出生届、生活保護などこれらの手続きは本人や家族が行わなければ進みません。もちろん年金の手続きもそうです。国民年金は20歳から加入が義務付けられています。学生や所得がない場合には免除や納付猶予の制度もありますが、それも本人の申告が必要です。年金の受給額は人によって異なり、年金制度が整っていない時代に未払いだったため給付される年齢になってももらえる額が少なかったり、厚生年金に加入していない仕事だと上乗せされる支給がない場合があります。

■ 年金の他に準備が必要になるお金。
貯蓄や株などの財産に余裕がある人はいいかもしれません。そうでない人のほうが多い昨今、受給年金額も少なく、働く場所もなく、もし、病気になってしまったら……。いったい誰が助けてくれるのでしょうか。頼る家族がいなかったり、貯蓄も底をついていたら…。高齢になってその状態に陥ってしまうことを下流老人といいます。この言葉は今そうなっている人だけを指しているわけではありません。今後その予備軍が出てくることも指摘しているのです。年齢を重ねて健康である保障は誰にもできません。いったん病気になってしまうと回復するまでには入院費、治療代などの現金が必要になってきます。健康な状態に戻れないと、いつまでもそういった費用がかさんでいってしまいますよね。そして頼れる人がいなかったら、どうやって生活していけばいいのでしょうか。

■ 下流老人という悲劇はだれにでも起こりうる。
社会保障制度がある日本では生活保護を受けたりすればその危機からは確かに救われます。しかしそういった人数が将来あまりにも多くなってしまったときに国は破綻しないのでしょうか。それも心配ですよね。いざとなったら救われる制度はありますが、そうならないためにも日頃の生活を見直していく必要があるようです。自分の今の生活をどこまで維持していけるのか。そのときの経済状況は。家庭環境は。この平成の時代、人々の生活は一様ではありません。そのなかでもこれだけは考えておいたほうがいいのではということがあるのではないでしょうか。
http://news.mynavi.jp/news/2015/12/17/332/


では、下流老人にならないために何をすればよいでしょう?
・貯金をする。
・コミュニティに参加して独居にならないようにする。
・健康に気をつけた生活をする。
これぐらいしか手立てはないようです。