浪費・・・数年で1000万円
父の急死で、突然に死亡保険金を手にした女性。
大金を手にしてから、平々凡々なOL生活が一変します。
何となく使っていたら数年で1000万円が消えていた・・・
この女性の救いは、早い段階でFPに相談していたことですね。
銀行が販売している投資信託を購入している人のうち、
46%の人が元本割れしている・・・ここテストに出るくらい大事ですよ。


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 「宝くじが当たったらいいのになあ」と思っている人、多いですよね。大金が手に入ったら何をしよう? とワクワクしてきそうですが、今回は父の急死で突然死亡保険金を手にした女性のお話です。

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どれだけお金が欲しいと思っている人でも、急に多額のお金を目の前にして気持ちが大きくなると、あらぬ使い方をしてしまうことも……? FPの高山さんが読者に伝えたいメッセージとは?



◆前原あかりさん(仮名) 38歳→46歳
中小企業OL
年収400万円 一人暮らし
長所 楽観的
短所 深く考えない

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●3000万円の保険金が、8年で1000万円減…

 「どこかからお金が降ってこないかなあ」と夢見る女子は多いのではないでしょうか(私もそうです!)。私のところにやって来たお客様のなかには、宝クジに当たった人や、遺産を受け取った人など、突然降って湧いた大金をどうしたらいいの? と相談なさる方もちらほら。

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とはいえ、「貯め方」よりも「使い方」のほうが難しいのかもしれません。今回の相談者であるあかりさんは、突然の大金に右往左往して悩んでいる女性でした。

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 あかりさんが私のところにやってきた発端は、数カ月前にあかりさんのお父様が突然亡くなったことでした。既にお母様は他界しており、両親の死という不幸にはいたく嘆きましたが、幸いお父様は残された娘のためにきちんと死亡保険を掛けていました。死亡保険金の額は3000万円。あかりさんに何かあっても、すぐには困らない金額でしょう。ただ、あかりさんは困惑してしまいました。今までこんなに大きなお金を持ったことがなかったからです。

 彼女は3000万円の保険金の受け取りの際、ある銀行に出向いたのだそう。その時、「資産運用もしておいたほうがいいですよ」と銀行員に言われ、1000万円分、おすすめの商品を一通り買ったのでした。

 銀行の勧めでお金を投じたのは、すべて投資信託。その中身は毎月分配型、通貨選択型、テーマ型、新興国ハイリスク型など、実は値動きの激しいものばかり。しかも手数料もかなり高めです。うーん、どうも初心者には向いていない商品のようですね……。

 「銀行の人が言うから間違いない」と盲信してはいけません。誰が勧めていようと、自分で必ず中身を調べて選ばなければなりません。金融庁が今年6月に公表した資料によると、銀行が販売している投資信託を購入している人のうち、46%の人が元本割れしているそうですからね。

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 それで私は、「まず全部の投資信託を解約して、あれとこれとそれに買い替えてくださいね」と話し、その日の相談は終わりました。あかりさんはその後訪れることはなく、てっきり私は問題が解決したと思い込んでいました。

 そして8年の月日が流れ……。

 あかりさんが再度やって来たのです。「現金が残り1000万円なんです! どうしましょう?」

●お金は「貯め方」だけでなく、「使い方」も重要なんです!

 8年足らずで1000万円が消えるなんて、あかりさんに一体何が起こったのでしょうか?

 1000万円は投資信託を購入したので、残りの2000万円は普通預金に置いておいたところ、なんとなく使っていたらどんどん減ってしまったそう。普通のOLだったあかりさんなのに、数年で1000万円も使い切れるものなの? と意外に思いますよね。聞いてみると、自由に使えるお金が手に入ったので、今までは特に欲しいと思わなかったのになんとなく宝石や高級バッグを買ってみたり、旅行でハイクラスのホテルにガンガン泊まってみたり、やってみたかったスキューバダイビングにもチャレンジしてみたり。それ自体は全く悪いことではないのです。ただ、お金を持っているため財布のひもが緩んでしまい、一つ一つの単価そのものが上がってしまったよう。例えば、スキューバダイビングのために海外旅行をチョイス。その額1回35万円なり。そうした浪費がたまりにたまって、1000万円に到達! というわけです。生活レベルって、一度上げると下げられないものなんです。ついこの間までは普通のOLの生活をしていたのに、お金を持って家計管理が緩くなってしまったのですね。

 でも、銀行で資産運用をしていたから大丈夫! ……と思っていたあかりさん。しかし、以前の私からのアドバイスはすべて反映せず、同じものを買ったままほったらかしになっていました(汗)。買い替える手続きが面倒臭かったそうですが、そのため、本来こまめにチェックするべき商品を確認もせずに持ったままになっていたことになります。

 確認してみると、資産運用を始めてから8年近くたっているのに、元金が全く増えていませんでした。リスクの高い商品でしたから、上がったり下がったりしつつ、プラスマイナスゼロになっていたようです。これでは、運用手数料を毎年コツコツ銀行に払っていただけですね。けっして相場が悪い時期ではなかったので、アドバイスを守ってくれていたら増えていたのになあ……とちょっと残念。

 1000万円が消えてしまい、それでも「まあどうにかなるか~」と思っていたあかりさん。持ち前の明るさで、悲壮感は全くありません。それなのに私のところにやってきたのは、なんとお父様が夢枕に立ってこう言ったから。

 「……お前、将来はどうするんだ?」

 お父様―! あの世からも心配で目が離せなかったのですねー!

 そう、お父様の言う通り、私から見ても「どうするんだ?」状態です。お金ばかりは、「なんとかなるさ」と思っていてもなんともなりません。

 家計診断をしてみたところ、独身で現在の生活レベルで暮らしていたら、虎の子の1000万円もあっという間になくなりますし、このままだと元々貯金して持っていた500万円も切り崩しかねない勢いです。後がない状態なんです!

 さて、ここからは自分の力で立て直さなくてはいけません。まず、持っていた投資信託は、あらためてインデックス型の投信に切り替え。今度は面倒臭がらずにきちんと買い替えていました。また、「給料はいつか上がるものと思っていました」とあかりさんはポツリ。そうなんです、今は給料は上がらないことも多いので、コツコツ貯めておくことが大切でしたね。

 「あぶく銭は身に付かない」と言いますが、その理由は、自分の力で稼いだお金でないものは、稼いだお金以上に「使い方」がとても難しいから。あなたは将来、どんな生活をしたいですか? そのためにお金がいくら必要ですか? そんなふうに、描いた未来に向かって、ポジティブに行動してみてください。

「宝くじが当たるといいな」ではなく、「この夢をかなえるために、この年までに宝くじの賞金くらい貯めるんだ!」と、発想を転換してみてください。

 皆さんにお伝えしたいのは、「これからの時代、お金の知識があるかないかで人生の充実度が大きく違う」ということ。でも、「お金はあくまでも人生を豊かに生きるためのツール」なので、お金に振り回されず、人生を前向きに楽しんでくださいね!
https://bit.ly/2EO3Aed

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