破綻への道
少し背伸びしてタワーマンションを購入した夫婦です。
世帯収入は1200万円、住宅ローンは5900万円。
毎月の返済額は16万円で、これに加えて修繕積立金や共益費が5万円。
何もなければ返済が出来たのですが、予期せぬ妻の妊娠が・・・
年収で500万円ダウンとなり、切羽詰った状態に陥りました。
今のところ首の皮一枚つながっていますが、これはもう無理かな。


「おひとり」を不安0で生き抜く女子貯金 [ 横山光昭 ]
今日、ホームレスになった 15人のサラリーマン転落人生 [ 増田明利 ]

貧乏・生活苦ランキング ← あまりの貧困に、切なすぎて泣ける

今回は「マイホームの購入」、正確にはやや分不相応なマイホームを購入してしまったZさんの例をご紹介しましょう。

トラコミュ     辛い生活貧乏貧困絶望と後悔 ≫    50代主婦日記

45歳からのお金を作るコツ 5年後ではもう遅い! [ 井戸美枝 ]
読んだら必ず「もっと早く教えてくれよ」と叫ぶお金の増やし方 [ 山崎俊輔 ]

● 妻が妊娠を機に、想定外の退職へ 住宅ローンの返済計画が破綻寸前に

 デフレ経済をあざ笑うかのように上昇してきた教育費ですが、新築マンションの価格も負けてはいません。



バブル崩壊後の紆余曲折を経て、首都圏の新築マンションの平均価格はバブル時の高値を抜き、足元6000万円台を超えています。

ビンボーになったらこうなった! [ 橋本玉泉 ]   超貧乏ものがたり [ 尾辻克彦 ]

トラコミュ   ネギも買えない・・・貧乏生活 ≫   60代からの新しい人生

 マイホーム購入価格の上限は年収の5倍程度といわれていることから、近年の購入者は片働きではなく、共働き夫婦の年収を合算して住宅ローンを組まれて購入されるようです。

家計管理・貯蓄ランキング ← 最新を知ろう → 節約・節約術ランキング

また、職住接近を希望される夫婦が多いことから、駅直結や駅から徒歩数分という利便性を求めることも新築マンション価格の上昇に一役買っている気がしてなりません。

おひとりさまのゆたかな年収200万生活 [ おづ まりこ ]
恋愛・最貧困女子 「35歳処女」今さら体験できない私たち (コア新書)

一役買っているといえば、資産家が依然として相続対策でタワーマンションを購入していることもマンション価格が高騰する要因の1つに挙げられるでしょう。

 マンション価格の話はさておき、筆者の元に住宅ローンに関する悩みで相談に来られたZさん。夫婦の年収は約1200万円で、湾岸地域に待望のマイホーム(新築タワーマンション)を買ったまではよかったのですが、予期せぬ妻の妊娠により住宅ローンの返済と資産形成の予定が狂ってしまったという相談でした。

 子どもはいつか欲しいと考えていたため、もちろんZさんにとっても妻の妊娠はうれしいことでした。しかし、妻は出産後に産休・育休を経てから、会社に復帰するものだと考えていましたが、妻が「出産を機に会社を辞めたい」と言いだしたので、予定が狂ってしまったのだといいます。

 聞けば、Zさんの妻は会社の人間関係があまりうまくいっておらず、マンション購入前から会社を辞めるかどうか悩んでいたそうです。ただ、退職してしまうと、無収入になり、住宅ローンの審査に引っかかる可能性が高かったため、夫には相談できなかったようでした。

● 新築マンション価格は入居後すぐ2~3割ダウン 「頭金なし」のマンション購入に要注意

 時既に遅し、ですが、マイホームを購入する際、夫婦の収入合算、あるいは夫婦が共に住宅ローンを組む場合、今後の就労関係を事前にしっかり話し合っておかないと取り返しのつかないことにもなりかねません。株式などの投資商品なら損切りして仕切り直しを行うこともできますが、マイホームの場合、購入してしまった後は簡単に仕切り直しができないからです。

 Zさんも典型的な仕切り直しができないケースでした。なぜなら、頭金(自己資金)をほとんど入れずに、住宅ローンなどの借り入れだけで購入資金を賄っていたからです。では、なぜ頭金を入れないことが問題なのでしょうか。

 新築物件は購入して居住が始まった途端に中古物件となり、その価格は購入価格から2~3割下がると言われています。2~3割低下するといわれているからこそ、銀行は一般的に物件価格の8割までしか貸し出しません。8割にとどめることで、返済が滞り最悪物件を売却して住宅ローンを回収する際の、貸し倒れのキズを浅くするわけです。

Zさんのケースに当てはめると、人気物件なら購入価格前後で売却できれば、住宅ローンを完済して自己資金の一部が戻るでしょう。しかし、自己資金をほとんど入れていないため、売却しても住宅ローンを完済することは難しいはずです。住宅ローンが残ったまま物件を売却した場合、本来は住宅ローン残額の一括返済を求められるのですが、近年は分割返済の相談に乗ってくれるようです。

 仮に分割返済を応諾してくれたとしても、既に物件は売却しているのですから無担保ローンを返済するようなもの。仮に仕切り直しでマイホームを購入したとしても、2重ローンとなることから、審査に通るのも難しく、かつ物件選びも妥協せざるを得ない状況となるはずです。

● 世帯年収500万円ダウンで、貯金もわずか 妻は専業主婦に楽しみを覚えてしまい…

 いろいろな話を挟んでしまいましたが、Zさんのケースに戻りましょう。Zさんが購入したマンションは、物件価格6500万円、頭金は親から援助してもらったわずか600万円、住宅ローンは5900万円、諸費用はZさん夫婦の貯金から賄ったようです。

 Zさんの年齢は35歳、住宅ローンの返済期間は35年(完済予定70歳も問題ですが、この記事では詳しく取り上げません)、かつ不動産会社に金利は当面上昇しないと言われたので変動金利(利率0.85%)で借りたようです。毎月の返済額は約16万2400円、修繕積立金や共益費は約5万円、合計で年間254万8800円の出費でした。

 夫婦合算なら表面上の返済はあまり苦もないように見えますが、Zさん夫婦のそれぞれの年収は夫=700万円、妻=500万円。妻が仕事を辞めると、収入はZさんの700万円のみです。しかも税込み年収ですから、妻が扶養家族に入っても手取額は約550万円にしかなりません。修繕積立金等を含めた返済割合は、手取収入に対して約46%とかなり高い状態です。

しかも貯金はマンション購入時の諸費用でほぼ使ってしまったので数十万円しかありません。ご夫婦共に仕事が忙しく食事は外食しがちで、かつ夏・冬はしっかり休みを取り、旅行へ行っていたので当然生活レベルも高かったのです。おまけに夫婦別財布でしたから、お互いが貯金をいくら持っているのかわからず、またお互いが(妻あるいは夫)しっかり貯めているだろうと思っていたそうです。

 生まれてくる子どもにはしっかりとした教育を受けさせたいと妻が希望していることから、Zさんの収入だけで多額の住宅ローンを返済、かつ子どもの教育費の準備をしなければなりません。当然、節約等を行い生活費を大幅に引き下げて、貯蓄をしっかり行わなければならないのですが、Zさん夫婦は家計支出すら把握していない始末。そこで、まずは家計簿をしっかりつけることからスタートしました。

 スマートフォンの家計簿アプリを使用してもよいのですが、細かな支出を把握するために手書きの家計簿をつけてもらい、1ヵ月あたりの収支を把握するとこにしました。幸い、妻が家計簿をつけてくれることになったため、今も順調に現状把握は進んでいます。

 妻の退職金が入り貯金額が増えたのでやや一息ついているものの、何ら根本的な解決にはなっていません。妻が再度働いてくれればよいのですが、専業主婦に楽しみを覚えてしまい、子どもが生まれる前から幼稚園(保育園)に上がるまでは子育てに専念すると言っているそうです。

 妻が働くまで貯蓄が持つか不安ですが、家計の大幅なダウンサイジングに徹すれば首の皮一枚つながりそうな雰囲気でした。仮に首の皮がつながったとしても、妻が正社員に復帰するのかは未定というのが気がかりです。

 夫婦間の意思疎通をせず、高額なマイホームを購入したZさん。妻が働かないと貯蓄ゼロ世帯、さらに厳しい状況が待っている予備軍であることだけは確かなようです。
https://goo.gl/sGsDM6

 ← 参考になったら、ヨイネしてね
トラコミュ     40代女子の日常 ≫   40歳前後:アラフォーの離婚&再婚

どれか一つ、貧乏を応援してください
    にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ   ありがとうございました

にほんブログ村 その他生活ブログ 貧乏・生活苦へ 1 にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ 2