老後は貧しく
一般的にサラリーマンの年収のピークは、50歳前後だと言われています。
これは多くの企業が「役職定年」を導入しているからです。
50歳を過ぎれば年収が減ります。
ここを早めに理解しておかないと、老後貧乏まっしぐらですね。


お金の味 借金の底なし沼で知った [ 金森重樹 ]
今日、ホームレスになった 15人のサラリーマン転落人生 [ 増田明利 ]

貧乏・生活苦ランキング ← あまりの貧困に、切なすぎて泣ける

突然ですが、皆さんは「役職定年」という言葉を知っていますか。もし読者の皆さんが20代や30代なら、言葉は知っていたとしても、実感が湧かない方々も多いでしょう。

役職定年とは、ひとことで言えば、定年の前に、一定の年齢に達したことなどで、管理職から外れることを言います。厚生労働省の「賃金事情等総合調査(退職金、年金及び定年制事情調査)」によると、慣行による運用を含め、大企業のうち、ほぼ半数の企業が役職定年制を導入しています。もし会社勤めのサラリーマンなら、やはり「自社の人事制度」はしっかり理解しておきたいものです。あなたの会社には「役職定年制」が導入されていますか?

■「役職定年」なら年収激減、愕然とする50代 

40代はもちろん、50代の人だって、決して遅くはありません。人生プランの立て直しができる今こそ、役職定年についてこれから説明するお話を知っていただきたいのです。

筆者はファイナンシャルプランナーとして、複数の企業と契約し、個人の顧客のライフプラン相談にものっていますが、先日相談に来た50代男性の山田長政さん(仮名)に目の前で泣かれたときは、さすがに戸惑いました。山田さんは、会社の「ライフプランセミナー」で役職定年、年収ダウン、退職金の実態、再雇用時の年収減を知り、愕然としたそうです。



お気持ちもわかります。なぜなら、3人の子供の一番下は中学生。まだまだ教育資金もかかるし、やっと手に入れたわが家の住宅ローンも。いろいろ考えると、このままだと老後破綻どころか、子供を大学に行かせることさえ難しくなるかもしれないと思い、勇気を出して、奥さんに「働いてくれ」と切り出したそうです。

「実は、妻に泣かれましてね。『今まで信じてやってきたのに、今さら働けって言われたって、どうしていいかわからない』って言うんですよ。僕もこれまでぜいたくはさせられないにしてもなんとか頑張ってきたし、妻も専業主婦として子育ても家計のやりくりもしっかり頑張ってきてくれた。それなのに、50代になってから『働いてくれ』という僕自身も本当にふがいなくて」。思わずこぼれた涙は、家族への愛が詰まっていました。

仕事休んでうつ地獄に行ってきた [ 丸岡いずみ ]

トラコミュ   ネギも買えない・・・貧乏生活 ≫   借金がある主婦の完済計画

同年代の筆者としても、山田さんの涙は身につまされましたが、まだあきらめるのは早いです。荒療治かもしれませんが、まずは現実をしっかり見て、これからの対策を立てていきましょう。どうすればいいでしょうか。まずは、山田さんの「ねんきん定期便」を使って、おカネの出入りを「見える化」することから始めました。

■「役職定年」は、老齢厚生年金に影響してくる

公的年金の見込みがたったら、会社の退職金、企業年金についてもう少し情報収集してみましょう。最近はポイント制を導入している会社も多く、毎月の給与明細に記載されているポイントで現時点での退職金額や企業年金を確認できるようになっているところも増えています。ただしそうであっても、その「給与明細の見方」さえ知らないという人もいますので、それではいけません。

節約・節約術ランキング ← 最新を知ろう

会社が「かつては退職一時金だった、厚生年金基金だった、それが確定拠出年金に変わった」という人は「想定利回り」をご存じでしょうか? 会社は毎月確定拠出年金の掛金を拠出してくれているわけですが、一般的には年2.5%程度の利回り分を割り引いてそれが算出されています。

かつての退職一時金や厚生年金基金は、会社が掛金を拠出し、そのおカネを会社が「運用」して、将来の支払いに備えていました。しかし確定拠出年金はその掛金が「前払い」される制度であり、そのおカネは「運用前」のおカネですから、もし会社が積み立て額を計算する際に用いた運用利回り以上の資産運用ができなければ、従来受け取るはずだった「退職金額」には及ばない状況となるわけです。確定拠出年金の仕組みはすばらしいものですが、制度導入の背景を理解したうえで取り組まなければその良さも半減してしまいます。
https://goo.gl/9ciWfu