“隠れ貧困”という言葉をご存知ですか?
一見すると人並みの生活なのに、
貯金がなく、将来が不安だという世帯を指すようです。
項目をチェックするだけで、あなたの“隠れ貧困”度がわかります。
経済ジャーナリストで、その名もズバリ『隠れ貧困』(朝日新書)の著者でもある荻原博子さんが提唱するこの言葉は、パット見には人並みの生活でも、なぜか貯金ができず、将来が不安だという世帯を指す。
高血圧を放置すると重篤な病気になる恐れがあるように、貯められない「隠れ貧困」は、やがて「下流老人」に至る危険なお金の生活習慣病だと、荻原さんは指摘している。
特にバブル時代に青春を謳歌した50代は「ワンランク上」に弱く、プライドを守るために見栄を張り、隠れ貧困に陥る傾向が高い。いっぽう、バブル崩壊後の「失われた20年」に就職した40代前後は、厳しい時代を堅実に生きてきた思いから、子どもの教育に力を入れすぎてしまう傾向にあり、教育費が生活費を圧迫する事態を招くことが多いという。続きを読む